自宅でテレワークをするようになると、それまでずっと使っていたキーボードがちょっと物足りなく感じるようになってきました。
- ネット会議や電話中に打鍵音が気になる
- 打ちやすくて仕事が捗るようなキーボードないかな?
- 打っていて気持ちいいキーボードがいい
と思っていろいろ調べた結果、REALFORCE R2 PFU Limited Ediotionにたどりつきました。
この記事では、実際にREALFORCE R2 PFU Limited Ediotionを仕事で使っている私が感じるリアルなメリットとデメリットを書いていきます。
- REALRORCE R2 PFU Limitedのおすすめポイント
- 打鍵感や打鍵音は?
- 仕事の生産性はあがるのか?
実際にテレワークで使ってみて感じた体験談です
REALFORCE R2 PFU Limited Editionスペック
REALFORCE R2 PFU Limited Edition | |
接続方式 | USB接続 |
カラー | ブラック |
配列 | US配列 テンキーレス |
キースイッチ | 静電容量無接点方式 |
押下圧 | 45g |
キー素材 | PBT |
キー印字 | 昇華印刷 |
本体サイズ | 14.2×36.6×2.8(cm) |
価格 | 31,350円 |
価格以上の満足度のキーボード
結論からいうと、REALFORCE R2 PFU Limited Editionは3万円という価格以上の価値を私に与えてくれたキーボードだと思います。
初期費用は通常のキーボードの10倍くらいかかりましたが、
なによりもキーボードで文字を打つのが楽しいと感じることができるようになりました。
今までのように通常のメンブレン式のキーボードを使っていたとしたら、
ここまで快適な作業はできなかったと思います。
では、なにがそんなに違うのかを解説していきます。
REALFORCE R2 PFU Limitedの外観
同梱物
同梱されている付属品はつぎのとおりです。
- キーボード本体
- 取扱説明書/保証書
- 交換用キーキャップ
- キープラー(キーキャップを外す道具)
- キースペーサー
キースペーサーは厚さが2mmと3mmの2種類入っています。
APC機能を使用して、キーの反応する深さを変更したときに使用します。
チルトスタンド
チルトスタンドは1段階の調整が可能となっています。
底面についているゴム足同様に、チルトスタンド使用時でもゴム足がついているのでズレる心配はありません。
右がチルトなし、左側がチルト使用時の角度です
ケーブルは3方向に対応
ケーブルは本体から直接配線が出ているタイプなので、脱着はできません。
そのかわり、3方向へ取り回しが可能になっています。
REALFORCE R3シリーズは無線対応しているので、ケーブルも脱着が可能になっています。
安定感のある筐体
筐体のサイズ自体は、普通のテンキーレスキーボードという感じ。
ただ、重量に関しては結構ズッシリとした重さがあります。
安定しているので仕事に集中できます♪
キーキャップ素材と印字
キーキャップにはPBTという素材が使われています。
一般的なキーキャップで使われるABS素材よりも、表面がザラザラ(サラサラ?)といった手触り。
ABS素材よりも高耐久といわれています
キーキャップの印字は昇華印刷(画像左側)。
一般的なレーザー印刷と比較すると、印字がハゲる心配が少なく長期間安心して使えます。
高耐久なPBT素材と印字が剥げにくい昇華印刷なので、安心して長期間の使用が可能です。
REALFORCE R2 PFU Limitedレビュー
では、REALFORCE R2 PFU Limitedを実際に使ってみた感想をレビューしていきます。
- REALFORCE R2 PFU Limitedの特徴
-
- ラインナップは全部で8種類
- 長時間のタイピングでも疲れにくい打鍵感
- キー荷重は45gのみ
- ケーブルは3方向への取り回しが可能
- 昇華印刷とPBT製キーキャップで長期使用が可能
ラインナップは全部で8種類
REALFORCE R2 PFU Limitedのラインナップは以下の8種類となっています。
- テンキーレスサイズ 日本語配列(ブラック/アイボリー)
- for Mac テンキーレスサイズ 日本語配列 (ブラック/スーパーホワイト)
- テンキーレスサイズ 英語配列 (ブラック/アイボリー)
- for Mac テンキーレスサイズ 英語配列 (ブラック/スーパーホワイト)
ラインナップはWindows用とMac用どちらも、テンキーレスモデルのみとなっています。
テンキーが必要な仕事のときは、外付けテンキーをつかってます。
長文タイピングでも疲れない打鍵感
打鍵感は静電容量無接点方式を採用しているので、かなりイイ感じの打鍵感です。
押し始めはやや抵抗がある感じで、ある一定のポイントまで押すとストンと下がる感じ。
メカニカルの軸でいうと、タクタイル感の強い茶軸というイメージが一番しっくりくるように感じます。
そしてメカニカルとの一番の違いは、底打ちしたときの打鍵感。
ガツンと当たっている感覚はなく、ソフトな打鍵感を感じることができます。
REALFORCEが『疲れにくいキーボード』と言われているのは、この当たりの打鍵感にあるのかもしれません。
打鍵音に関してはかなり静かな部類になると思います。
静音モデルなので、オフィスでの使用もまったく問題ありません。
静かで疲れにくいのでかなりおすすめ!
全体的な打鍵感としては、HHKB Hybrid Type-Sに近いように感じますが、HHKBよりもタクタイル感が強いように感じます。
キー荷重の選択肢は45gのみ
PFU Limitedのキー荷重は45gモデルのみとなります。
45gといってもソフトタクタイルな打鍵感のため、一般的な45gのメカニカルキースイッチのキーボードよりも軽快にタイピングすることができるようになっています。
このソフトタクタイルの打鍵感は、サクッサクッという独特の打鍵感がREALFORCEの特徴です。
いちど体験すると他のキーボードがもの足りなくなるかも
もっと軽い荷重がいいという方はR3やR3Sの30gや偏荷重モデルを選択することになります。
ケーブルの取り外しができれば最高
REALFORCE R2 PFU Limitedの接続方式は、UBSケーブルでの有線接続方式のみです。
Bluetoothでの無線接続には対応していません。
個人的には、持ち運びようでない限り有線接続方式派。
なので接続方式自体には何の文句もないのですが、ケーブルの脱着ができないのはちょっと残念でした。
わたしは気分によってキーボードを替えたりすることが多いので、そのときにわざわざPCからケーブルを外さなきゃならないのがすごく面倒。
キーボード本体から脱着ができれば、もっと便利だったのにと思っています。
R3シリーズならケーブルの脱着が可能ですよ
PBTキーキャップは長期使用でもテカりにくい
キーボードを長くつかっていると、どうしてもキーキャップのテカリや印字のハゲが気になります。
ですが、PFUリミテッドのキーキャップはPBTというテカりにくい素材しています。
印字方法も、半永久的に印字が消えないと言われている(?)昇華印刷方式。
なので、長い期間安心してキーボードを使用することができます。
メリットとデメリット
全体的に満足しているREALFORCE R2 PFU Limitedですが、当然良いところとそうでないところがあります。
メリット | デメリット |
APC機能でカスタマイズ可能 | コードの取り外しができない |
打鍵感がいい | 筐体が重いので持ち運びができない |
オフィスで使用できる高い静音性 | 価格が高い |
メリット
REALFORCE R2 PFU Limitedのメリットを書いていきます。
APC機能でカスタマイズが可能
キー全体をまとめて変更する一括変更と、キーごとに個別変更する方法の2種類があります。
小指で押す回数が多い『A』や『Q』などの押しにくいキーを一番浅い反応ポイントに設定するなどして、自分の使いやすいように変更することができます。
APC機能では、キーの反応ポイント(アクチュエーションポイント)を以下の3つから選択できます。
- 1.5mm
- 2.2mm
- 3mm
個人的には1.5mmが一番ラクに感じます
心地よい打鍵感で疲労軽減
打鍵感はさすがのREALFORCE。
ソフトタクタイルというだけあって、はっきりとキーを押しているという感覚がすごくわかりやすいです。
押し始めはやや抵抗を感じるものの、一定のポイントをすぎるとストンとキーを押せるという独特の打鍵感を体感できます。
また、メカニカルスイッチと違い底打ちしたときの感覚がソフトなのも魅力のひとつです。
サクッとした打鍵感と底打ちしたときのフィーリングがソフトなので、長時間のタイピング作業でも疲労度が今までよりも少なくなりました。
普通のキーボードとの一番の違いはココじゃないかな?
オフィスでも使える静音性
REALFORCE R2 PFU Limited Editionは、全モデルが静音設計になっています。
そのため、打鍵音はかなり静かです。
静かなオフィスや自宅でのテレワークなどでもほとんど気にならないくらいの打鍵音だと思います。
実際にタイピング音量を測定してみましたが、最大で56dB(デシベル)でした。
これくらいならネット会議事や電話をしながらのタイピングでも、タイピング音を気にする必要がないので気兼ねなくメモを取ったりすることができるとおもいます。
普通のキーボードより全然静か♪
デメリット
ここではREALFORCE R2 PFU Limitedのデメリットを書いていきます。
コードの脱着は不可
私が使っていて、最も残念だったのがコードの取り外しができないこと。
複数のパソコンで使用したいというときに、わざわざパソコン本体からケーブルの抜き差しをしなくてはなりません。
本体側からケーブルが取り外すことができれば、もっと簡単にパソコン間を移動させることができるのに・・・・・・と感じたことが結構あります。
そしてこのモデルには、無線接続機能がありません。
無線接続での仕様をしようと思ったら、R3シリーズやHHKBから選択するようになります。
持ち運びするには重すぎる
REALFORCE R2 PFU Limitedに限らず、REALFORCEは結構な重量とサイズ感です。
REALFORCE R2 PFU Limitedの場合、1.1Kgの重量があります。
結構な重量があるので、持ち運びはほぼ不可能と考えた方がいいでしょう。
キーキャップの交換が難しい
REALFORCE R2 PFU Limitedにかぎらず、REALFORCEシリーズのキーボードはキーキャップも専用のものが使用されています。
そしてこのキーキャップは、Cherry MXとの互換性がありません。
そのため、巷でよく売られているCherry MX互換のキーキャップを購入して付け替えるということができません。
どうしてもという場合は変換パーツが存在していますが、打鍵感が変わるなどとも言われているためあまりおすすめはしません。
キーキャップを交換して楽しみたい!と思っているかたは気をつけてください。
REALFORCE R2 PFU Limitedをオススメできる人とできない人
オススメできる人はこんな人
REALFORCE R2 PFU Limitedは、以下のような人にこそオススメです。
・長時間のタイピングをする人
・ひとつのキーボードを永い間使用したい人
オススメできない人
REALFORCE R2 PFU Limitedは以下のような人は避けたほうがいいでしょう。
・無線接続で使用したい人
・キーキャップを交換して楽しみたい人
まとめ
REALFORCE R2 PFU Limited Editionについて実際にテレワークで使用して感じたことを書いてきました。
まとめると、
・耐久性の高い静電容量無接点方式
これらの特徴を持ったREALFORCE R2 PFU Limited Editionは、仕事への集中力と生産性を高めてくれるキーボードだと実感しています。
接続方式が有線接続のみだったり、持ち運びには適さないというデメリットもありますが、そこさえクリアできる人ならば間違いなくおすすめできるキーボードです。
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