REALFORCE R3S(R3SD13)を購入してから3か月が経過したので、使用感とR2 PFU Limited Editionとの違いをレビューしていきます。
REALFORCE R3S(R3SD13) |
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テレワークおすすめ度 | |
メリット | デメリット |
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概要と外観
REALFORCE R3S(R3SD13)は、R2シリーズの形状を引き継いだ静電容量無接点方式のキーボードです。
R3シリーズとの大きなちがいは接続方式。R3は無線接続に対応しているのに対し、R3Sは従来からのUSB接続のみに対応しています。
そのほかにもキーキャップの印字方式がレーザー印刷なので、昇華印刷のR3シリーズよりも印字がハゲげる可能性は高くなっています。
そのぶん価格はR3Sシリーズよりも1万円以上安くなっています。
必要な機能だけに絞ったコスパモデルという感じです
打鍵感について
PFU Limited Editionとの打鍵感の違いです。
といっても、PFU Limited Editionはキーの押下圧が45gなので参考程度と考えてください。
REALFORCE R3S(R3SD13)のキーの押下圧は30g。
そのためか、キー荷重45gモデルのようなはっきりとしたタクタイル感はありません。
が、そのぶん軽いタッチで軽快なタイピング体験を味わうことができます。
またタクタイル感についてもまったく感じられないというわけでもなく、普通の赤軸のキーボードなどと比較するとちゃんと感じることができます。
キーボード機能とカスタマイズ性
REALFORCE R3Sは専用ソフトウェアでキーマップやアクチュエーションポイントの変更ができます。
アクチュエーションポイントの変更
アクチュエーションポイントは4段階で変更できる(APC機能)ようになっています。
・0.8mm
・1.5mm
・2.2mm
・3.0mm
必要なキーを選択してキーごとに変更する方法と、一括で変更する方法の2つの方法が選択可能です。
またマウスで選択したキーを押すと、アクチュエーションポイントを実際に試すことができます。
キーマップの変更
キーマップの変更もこのアプリで設定ができます。
そのほかにも、どのキーをどれくらいの頻度で使用しているのかがひと目で分かるヒートマップ機能もあります。
REALFORCE R3シリーズとの違い
R3シリーズとの違いは次の3つになります。
R3シリーズ | R3Sシリーズ | |
キーの印字方法 | 昇華印刷 | レーザー印刷 |
接続方法 | 無線、有線両対応 | 有線接続のみ |
本体デザイン | 丸みを帯びたデザイン | R2シリーズと同デザイン |
キーの印字方法
キーの印字はR3シリーズが昇華印刷方式なのに対し、R3Sシリーズはレーザー印刷となっています。
そのため、昇華印刷よりも印字が剥げやすいのでちょっと注意が必要です。
3か月使用した私のR3Sは、「M」の文字が少し剥げはじめてきています。
また、これは印刷方法の違いのせいなのかは不明ですが「キーキャップ表面の質」も違います。
レーザー印刷のR3Sシリーズのキーキャップの方が、しっとりとした質感になっています。
接続方式
R3シリーズはREALFORCE初の無線接続もできる製品です。
それに対しR3Sの接続方式は、従来からの有線接続のみ。
もしも、複数のパソコンで切り替えて同じキーボードを使いたいという場合は注意が必要です。
本体デザイン
本体デザインは、R3シリーズは従来のREALFORCEのイメージを一新させるような丸いフォルム。
R3SシリーズはR2シリーズと同じ、「ザ・キーボード」というデザインになっています。
個人的に丸いR3のデザインが苦手でR3Sを買いました
メリット
REALFORCE R3S(R3SD13)の使用には、いくつかの利点があります。
軽快な打鍵感
REALFORCE R3S(R3SD13)使用時に体験できる最大のメリットは軽快な打鍵感です。
キーの押下圧が30gと一般的なキーボードよりも軽いため、軽いタッチでキーを押すことができます。
公式HPで紹介されている「フェザータッチ」という独特の打鍵感は、このシリーズならではの心地よさを提供してくれています。
打鍵音については以下の動画を参考にしてみて下さい。
疲れにくい
そして軽いタッチでタイピングができるため、指や手の疲労の軽減を体感することができます。
私は仕事で1日平均して約40,000回のキー入力をするのですが、以前は長文を入力していると後半は疲労が溜まり、ストレッチをしながらの作業でした。
それがREALFORCE R3S(R3SD13)になってからは、そんな疲労を感じることがほとんどなくなりました。
R3シリーズよりも安価
REALFORCEは高級キーボードとして知られていますが、REALFORCE R3S(R3SD13)は2万円ちょっとで入手できるので、導入ハードルの低さもひとつのメリットだと思います。
デメリット
とはいえREALFORCE R3S(R3SD13)にもデメリットはあります。
キーキャップの印字が剥げる
REALFORCE R3S(R3SD13)のキーキャップ印字はレーザー印刷という方式が採用されています。
REALFORCE R3シリーズの昇華印刷と比較すると、印字が剥げやすいというデメリットがあります。
無線接続ができない
REALFORCE R3S(R3SD13)の接続方法は従来からのUSBケーブルでの有線接続のみです。
無線接続に対応していないため、複数のPCで使い回したいという方は切替のたびにケーブルの抜き差しが必要になってきます。
無線接続のREALFORCEを使いたいという方は、R3シリーズの購入をおすすめします。
他のキーボードが使えなくなる
REALFORCE R3S(R3SD13)は押下圧が30gと軽快にタイピングができるように設計されています。
そのためこの感覚に慣れてしまうと、別のキーボードの打鍵が重く感じることも。
打鍵感がいいがゆえに他のキーボードを使えなくなってしまうという点は、メリットでもありデメリットにもなると思います。
それくらいREALFORCE R3S(R3SD13)はタイピングがしやすい♪
まとめ
REALFORCE R3S(R3SD13)は、シリーズの中でもコストパフォーマンスに優れたモデルです。
程よいタクタイル感と軽快な打鍵感、R2シリーズのフォルムを受け継いだ質実剛健なデザインは個人的には大ヒットなキーボードになっています。
長文入力をすることが多い方や、軽快な打鍵感を求めている方にはぴったりのキーボードだと思います。
価格もR3シリーズと比較すると1万円以上も安いので、比較的入手しやすいモデルだと思います。
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