この記事では、コストパフォーマンスに優れたキーボードとして注目を集めている「EPOMAKER TH80SE」について詳しくレビューします。
EPOMAKER TH80SEは、多機能でありながらも手頃な価格（15,000円以下）で手に入るコスパの高いキーボードです。
その特性とスペック、接続方法と対応OS、そして購入先などについて詳しく解説します。
- EPOMAKER TH80SEの特徴とスペック
- EPOMAKER TH80SEの接続方法と対応OS
- EPOMAKER TH80SEのキースイッチと打鍵感
- EPOMAKER TH80SEの購入先と注意点
EPOMAKER TH80SEレビュー：コスパに優れたキーボード
キーボード選びは、パソコン作業の効率や快適さに大きく影響します。
今回は、コスパに優れたキーボードとして注目を集めている「EPOMAKER TH80SE」について詳しくレビューしていきます。
EPOMAKER TH80SEの特徴とスペック
EPOMAKER TH80SEは、81キーで構成された75％キーボードで、ホットスワップ方式を採用しています。
接続方法は、
- USB Type-C有線接続
- Bluetooth 5.0
- 2.4GHzUSBドングル
に対応。
キーキャップは、PBT素材のダブルショットのものが使用されています。
また、4000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長時間の使用にも対応しています。
本体角度の調整は、本体裏側の脚が2段階で調節可能になっているので3種類の角度から選択することができます。
また、本体裏側のみでなく角度調整用の足裏にもゴム足が付いています。そのため、安定して使用することができます。
これらの特徴から、EPOMAKER TH80SEは多機能でありながらも、手頃な価格で手に入るというメリットがあります。
| 特性 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | EPOMAKER |
| レイアウト | 75%、81キー |
| ホットスワップ対応 | ◯（3ピンまたは5ピンのスイッチと互換性あり） |
| キーキャップの材質 | PBTダブルショットキーキャップ |
| キーキャップのプロファイル | Cherry Profile |
| 接続性 | USB-C、Bluetooth 5.0、2.4 GHz |
| バッテリー容量 | 4000mAh |
| 発泡層 | EVAボトムフォーム Poronフォームスイッチパッド シリコン中間層フォーム |
| 対応OS | Windows、Mac対応 |
| 寸法 | 325×135×30mm |
| 重さ | 1kg |
EPOMAKER TH80SEの接続方法と対応OS
EPOMAKER TH80SEは、有線接続、2.4GHz接続、Bluetooth接続の3つの接続方法に対応しています。
ただし、技適が通っていないため、日本国内で無線接続を行うことは電波法違反に抵触してしまう可能性があります。
そのため、日本国内で使用する場合は有線接続を推奨します。
具体的な接続方法は以下の通りです。
最初に本体背面のスイッチを任意の接続方式に切り替えます。
その後以下の方法で接続をすることができます。
- 有線接続: Type-Cケーブルを使用してPCと接続します。
- 2.4GHz接続: 本体に付属している2.4GHzドングルをPCに接続します。4キーが2秒ほど点滅したらペアリング完了です。
- Bluetooth接続: 「Fn＋１～３」を3～5秒ほど長押しし、PCなどの接続機器に「TH80 SE Bluetooth」が表示されるので接続します。1～3のキーの点滅が止まったらペアリング完了です。
各モードへは以下のキーボードショートで切り替えできます。
ただし、技適マークがないので日本でのワイヤレスでの使用が実質不可となっています。
そのため日本国内での使用は有線接続を推奨します。
技適マークがつくよう今後に期待するしかないですね
また、EPOMAKER TH80SEはWindowsとMacの両方に対応していますので、OSを問わずに使用することが可能です。
OSの切り替えも本体背面の物理スイッチで切り替えることができます。
EPOMAKER TH80SEのキースイッチについて
EPOMAKER TH80SEキースイッチは、記事執筆時点（2023年7月18日）でGateron Proスイッチ（黄色軸、黒軸）とEPOMAKERカスタムスイッチ（FLAMINGO軸、BUDGERIGAR軸）の4種類から選択可能です。
これらのスイッチは工場で潤滑済みで、箱から出してすぐにスムーズな打鍵感を味わうことができます。
また、スイッチはホットスワップ可能なので、あとから自分好みのスイッチに交換することも可能です。
キーボードのスイッチを、はんだ付けや特別な工具なしで容易に取り外し・交換可能な設計ことです。
EPOMAKER TH80SEのキーキャップとデザイン
EPOMAKER TH80SEのキーキャップは、ダブルショットPBTを採用しています。
これは、キーキャップの文字が消えにくいというメリットがあります。
キー配列については75％キーボードであるため、コンパクトさが特徴のUS配列のキーボードとなっています。
デザインについては、ブラック＆パープルとブラック＆シルバーの2色のデザインから選択することができます。
EPOMAKER TH80SEの打鍵音
私が購入したEPOMAKER TH80SE（FLAMINGO軸）は、軽い打鍵感のリニア軸です。
キースイッチは工場でルブ済みで、スタビライザーにもあらかじめグリスが塗布されています。
そしてPCB（キーボードの基盤）下にEVAボトムフォーム、Poronフォームスイッチパッド、シリコン中間層フォームが配備されています。
そのため、メカニカルキーボードによくある反響音やガチャガチャとしたノイズもほとんどなく、快適な打鍵音となっています。
静音性も必要十分で、私の仕事環境下では十分に実用可能なレベルになっています。カタカタという感じの軽い打鍵音なので、ストレスなく使用できる広いユーザー層に使いやすいスイッチだと思います。
EPOMAKER TH80SEの打鍵感
EPOMAKER TH80SEの打鍵感は、使用するキースイッチにより異なりますが、一般的には非常に快適とされています。
前述した4種類のキースイッチすべてが工場でルブ済なのでとてもスムーズな打鍵感を味わうことができます。
EPOMAKER TH80SEの日本語配列は販売されてる？
EPOMAKER TH80SEは、基本的には英語配列のキーボードです。
現時点では、日本語配列は販売されていません。
どうしても日本語配列じゃないとダメ！という方はご注意ください。
EPOMAKER TH80SEの技適について
EPOMAKER TH80SEには、技適マークがありません。
そのため、日本国内で無線接続を行うことは電波法違反に抵触してしまう可能性があります。
日本国内で使用する場合は有線接続をおすすめします。
この点は、購入を検討している方は特に注意が必要です。
EPOMAKER TH80SEレビュー：スイッチの比較とおすすめ
次に、EPOMAKER TH80SEのスイッチについて詳しく見ていきましょう。スイッチの選択は、キーボードの打鍵感や音、そして使用感に大きく影響します。
EPOMAKER TH80SEのBUDGERIGAR軸の特徴
EPOMAKER TH80SEには、EPOMAKERのカスタムスイッチであるBUDGERIGAR軸が搭載されています。
BUDGERIGAR軸は、しっかりとしたタクタイル感が特徴で、打鍵時にははっきりとしたフィードバックを感じることができます。
あえて似ているものを探すとすれば、REALFORCE PFU LIMTEDのタクタイル感に近いかなと感じています。
はっきりとしたタクタイル感を求めている方にはおすすめです。
【REALFORCE R2 PFU Limited Editionレビュー】 ユーザー視点からの評価と詳細レビュー
EPOMAKER TH80SEのFLAMINGO軸の特徴
FLAMINGO軸は、クセのない扱いやすいリニア系スイッチです。
打鍵感はスムーズかつ軽やかで、音も静かなため、長時間の作業でも疲れにくいというメリットがあります。
FALMINGO軸ならば、オフィスの中や仕事環境での使用も十分可能かと思います。
EPOMAKER TH80SEのスイッチ比較
EPOMAKER TH80SEでは、これらのBUDGERIGAR軸とFLAMINGO軸を比較することができます。
BUDGERIGAR軸は、タクタイル感が強く、タイピングのフィードバックを重視する方におすすめです。
一方、FLAMINGO軸は、スムーズなで軽やかな打鍵感と静かな音が特徴で、長時間の作業や共有スペースでの使用に適しています。
EPOMAKER TH80SEのノブの便利さ
EPOMAKER TH80SEには、メディアの音量調整が可能なノブが搭載されています。
このノブは、キーボード上で直接操作できるため、作業中に急に電話がかかってきたときや、BGMの音量を調整したいとき、Web会議の音量を調整したいときなど意外といろいろなシーンで重宝します。
初期設定状態では、このノブは以下のような機能割当になっています。
- PCのボリューム調整（ノブを回す）
- PCのボリュームをミュート（ノブを押し込む）
専用ソフトウェアを使用することで、上記以外の機能を割り当てることも可能です。
私はノブの押し込みで「一時停止/再生」を割り当てています
EPOMAKERはどこの国のブランド？
EPOMAKERは、中国のブランドです。
しかし、その製品は世界中で高い評価を受けており、特にキーボードはその品質とコスパの良さから多くのユーザーに支持されています。
EPOMAKER TH80SEの購入先
EPOMAKER TH80SEは、EPOMAKERの公式ウェブサイトやAmazon、楽天市場、Yahooショッピングなどのオンラインショップで購入することができます。
ただし、購入する際は、商品の詳細情報をよく確認し、正規の販売元から購入することをお勧めします。これは、偽造品や不適切な商品を避けるため、また、商品に問題があった場合のアフターサービスを受けるために重要です。
また、各オンラインショップでは、価格や配送条件、在庫状況などが異なる場合があります。
そのため、複数のサイトを比較し、自分に最適な購入条件を見つけることをお勧めします。
EPOMAKER TH80SE レビューまとめ
「EPOMAKER TH80SE」についての主要なポイントを箇条書きにまとめます。
- EPOMAKER TH80SEは、価格15,000以下で買えるコストパフォーマンスに優れたキーボード
- 75％81キーで構成され、ホットスワップ式を採用
- Type-C有線、Bluetooth 5.0、2.4GHzの3つの接続方法に対応
- 4000mAhの大容量バッテリーを搭載
- WindowsとMac両方のOSに対応
- 有線接続、2.4GHz接続、Bluetooth接続の3つの接続方法がある
- 技適マークがないため、日本国内での使用は有線接続がおすすめ
- キースイッチは、Gateron ProスイッチとEPOMAKERカスタムスイッチから選択可能
- キーキャップはダブルショットPBTを採用しているので文字が消えない
- ブラック＆パープルとブラック＆シルバーの2色のデザインから選択可能
- EPOMAKERは中国のブランドで、公式ウェブサイトやAmazonなどで購入可能
